BtoB企業のSNS動画活用法|マーケティングより採用に振り切った方がうまくいく理由
- BANRI MATSUNAGA

- 20 時間前
- 読了時間: 4分
「BtoBの会社もSNSで動画を発信した方がいいと聞くけど、正直続けられる気がしない。そもそも効果があるのかも分からない。」そういう声をよくいただきます。
BtoBのSNSマーケティングが続かない、本当の理由
「効果が出にくい」のには構造的な理由がある
BtoB企業がSNSでマーケティングを行うことには、実態として大きな壁があります。支援してきた経験から正直に言うと、BtoBのSNSマーケティングは、多くの企業にとって効果が出にくい手段です。
理由は主に2つあります。
①発信できる情報が限られている
BtoBビジネスでは、クライアントの事例・プロジェクトの詳細・具体的な成果数値などを公開することが難しいケースが多いです。SNSで「バズる」コンテンツや、見込み顧客の心を動かすコンテンツを継続的に作るには、こうした具体的な情報が不可欠ですが、守秘義務や社内承認の壁がそれを阻みます。
②運用の負担が大きく、継続できない
SNSは「継続すること」が前提のメディアです。週1〜2本の動画を撮影・編集・投稿し続けるには、担当者の相当な時間と労力が必要です。外部サポートを入れても、「ネタ出し」「社内確認」「出演者の確保」はクライアント側の負担として残ります。多くの企業が数ヶ月で更新が止まってしまうのは、意志の問題ではなく構造の問題です。
それでもSNSを活用するなら「採用」に振り切る
マーケティング目的をやめると、一気に楽になる
SNSでのマーケティング(見込み顧客獲得)を諦めると、発信すべきコンテンツが一気にシンプルになります。採用目的に絞れば、伝えるべきことは「どんな会社か」「どんな人が働いているか」「どんな雰囲気か」だけです。クライアント情報を出す必要はなく、社内の日常・社員の声・職場の雰囲気を切り取るだけでコンテンツになります。
採用SNSは「エージェント不要」の採用チャネルになれる
採用に特化してSNSを運用した企業では、人材エージェント経由よりも採用コストが大幅に下がり、かつ質の高い応募者が来たという事例が多くあります。
その理由は明確です。SNSで会社の雰囲気・社員の人柄・職場のリアルを継続的に発信していると、応募者が「この会社のことをよく知った上で」応募してきます。入社後のミスマッチが少なく、「この会社で働きたい」という動機が明確な人材が集まりやすくなります。
エージェントに支払う紹介手数料(採用者年収の20〜35%程度が相場)を考えると、SNS運用のコストは圧倒的に低く抑えられます。
採用SNSで効果が出やすいプラットフォームと動画の特徴
Instagram・TikTok:20〜30代へのリーチに最も有効
採用ターゲットが20〜30代であれば、InstagramとTikTokが最も効果的です。縦型の短尺動画(15〜60秒)で、職場の雰囲気・社員の日常・仕事のやりがいを「リアルに」伝えることが重要です。
「完成度の高い動画」よりも「スマホで撮ったような自然な動画」の方が、採用SNSでは信頼感が高まる傾向があります。「作り込まれた感」は、むしろ「本当の姿を隠している」という印象を与えることがあります。
X(旧Twitter):業界内での認知・採用ブランディング
Xは拡散力が高く、業界内での認知拡大に向いています。代表や社員が個人アカウントで発信する「中の人発信」は、企業アカウントよりも親近感が生まれやすく、採用ブランディングとして機能します。
YouTube:採用サイトの補完として活用
YouTubeは「検索エンジン」としての側面が強く、「会社名 採用」「会社名 社員インタビュー」などで検索した求職者に届けることができます。採用サイトに埋め込む会社紹介動画・社員インタビュー動画の置き場所として活用するのが現実的です。
LinkedInについて
LinkedInは経営層・ビジネス層が集まるプラットフォームとして知られていますが、日本国内ではまだ普及率が低く、採用チャネルとして機能するのは一部の業種・職種に限られます。現時点では優先度を高くする必要はなく、他のプラットフォームで成果が出てから検討するのが現実的です。
採用SNSを始めるときの現実的なステップ
SNSを採用目的で始める場合、最初から完璧な運用体制を作ろうとする必要はありません。以下のような小さなスタートが続きやすいです。
まず、担当者1名を決めて、週1〜2本のペースで「社内の日常」を撮影・投稿することから始めます。撮影はスマートフォンで十分です。最初の3ヶ月は「続けること」だけを目標にし、反応を見ながら内容を調整していきます。
採用動画の構成設計については、採用動画の目的別構成パターン5選もあわせてご覧ください。
まとめ
BtoB企業にとって、SNSでのマーケティング(見込み顧客獲得)は構造的に難しく、多くの場合続けることができません。一方で、SNSを「採用」に特化して使うと、エージェント不要の採用チャネルとして機能し、コスト削減と採用品質の向上を同時に実現できる可能性があります。
「SNSで何をすればいいか分からない」という状態であれば、まず採用目的に絞ることをおすすめします。
BtoB企業のSNS×採用動画活用について、無料でご相談いただけます。
「どう作れば効果が出るか分からない」という状態でも大丈夫です。
目的から一緒に整理して、効果の出る形にします。




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